全席個室で超快適な「四国オレンジフェリー・シングル」乗船レビュー!

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四国オレンジフェリー 乗船記

こんにちは、NakaNaka115です。この記事では、愛媛県の東予港と大阪府の大阪南港を結ぶ四国オレンジフェリーの乗船記をお届けします。

全席個室、設備も充実な新造船で運航されており、大変快適です。また、青春18きっぷなどの鉄道旅の宿代わりとしても非常に便利です。ぜひ、最後までお読みください!

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四国オレンジフェリーとは

四国オレンジフェリーは、愛媛県の東予港(鉄道で言うと、予讃線の壬生川駅の近く)と、大阪府の大阪南港(鉄道でいうと、ニュートラムのフェリーターミナル駅)までを結ぶフェリーです。出発地を夜出て、目的地に朝着く夜行フェリーとなっています。

「おれんじ えひめ」と、「おれんじ おおさか」の二隻が就航しており、どちらも2018年に就航した新造船です(オレンジフェリー公式サイトより)。

船内のレイアウトは、二隻とも大きく変わりません。

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乗船記

東予港まで

私は、四国を青春18きっぷで旅していました。琴平駅から、普通列車を乗り継ぎ、新居浜駅までやってきました。

新居浜駅から東予港までは、無料の連絡バスが出ています。東予港までの所要時間は、およそ1時間ほどでした。

この連絡バスですが運行形態が面白く、普通の路線バスとフェリーの連絡バスを兼ねていて、途中の停留所で降りるときは運賃が要るのですが、終点の東予港で降りるときはタダで降りられるというバスでした。なので、東予港まで直行ではなく、途中多くの停留所に止まります。

東予港までは、新居浜駅のみならず、今治駅や壬生川駅、伊予西条駅など様々な駅から無料連絡バスが出ています。

東予港

そんな珍しいバスに小一時間乗車したのち、東予港に到着しました。

東予港では、乗船名簿の記入が必要です。電話で予約していようとも、必要事項を記入し、支払いを済ませ、乗船券を発券する必要があります。行列は長く、結構待たされます。

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乗船

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私は、シングルという個室を手配しました。学生割引が効いて5560円でした。激安です。

乗船券を発券したら、いざ乗船です。出航前の早い時間から、乗船できるようになっています。

船内に入ると、新造船らしく豪勢なエントランスが迎えてくれます。

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吹き抜けが綺麗すぎて、ここは果たして本当に船の中なのか…?と疑いたくなるほどです。

床も一面カーペット敷きで、まるで高級ホテルのようです。

客室に入っていきます。今回私が利用する「シングル」という部屋は、一人用の個室になっています。オレンジフェリーでは、「シングル」個室がなんと最低グレードになっています。雑魚寝や相部屋寝台などはありません。

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船内の廊下は以下の写真のようになっていて、廊下を挟んで海側がスイートルーム、船の中心側がシングルルームとなっています。

このように、シングルは14室が一つの部屋の中に配置されています。その後、指定された部屋に入る形となります。

いざ、部屋の中へ

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それでは、指定された部屋に入っていきます。

シングルには、ベッドと椅子、テーブル、ハンガー、鏡、タオル掛けが配置されていて、最低限の設備がそろっています。

船では入浴した後にタオルをかけておく場所が意外とないので、タオル掛けが設置されているのはとてもありがたいです。

最低グレードのシングルですが、枕とシーツはきちんと事前にセッティングされており、船っぽくない良い素材の掛布団と布団カバーが用意されています。

扉は写真のように引き戸になっていて、個室となっていますが部屋同士の遮音性はあまり高くありません(フェリーの格安一人用個室にしては高い方ではある)。部屋の遮音性は、快活CLUBの完全個室以下のイメージです。

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また注意点ですが、写真を見てもわかる通り外鍵が埋められており、鍵がかけられません。それ故、部屋を出るときには貴重品を持っていく必要がありますし、部屋番号が記載された鍵がないため、部屋番号の間違いにも十分注意しなければいけません(その部屋の人が外出中であれば、ドアを開けれてしまいます)。

ちなみに内鍵はきちんとかけられるので、部屋の中にいるときは安心して過ごせます。

なぜこのような運用になっているかを推測してみましたが、鍵の貸し出しの問題があるのだと思います。

フェリーの個室は、基本的に乗下船口の階にあるフロントで乗船券を確認し、ホテルのように鍵の貸し出しを行います。しかし、このオレンジフェリーでは最低グレードを雑魚寝や相部屋寝台ではなく個室としており、個室の数が他のフェリーと比べて大変多くなっています。

全ての部屋の鍵の貸し出しを行うと管理や手間が大変なことになるため、最低グレードのシングルは外鍵を埋めてあるのだと考えられます。

他にも設備充実!シングル個室

コンセントや音量調整など、ハード面での設備も充実しています。

コンセントはテーブルの上に二口ありますし、

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船内放送の音量調整ボタンまでついています。

食事

船内にはレストランがあります。バイキング形式ではなく、好きなものを取ってその分を清算するカフェテリア形式となっています。

事前に作り置きされているメニューもありますし、頼んで作ってもらうメニューもありました。

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出港時間が遅いので、出港前~出港後すぐに食べに行くイメージだと思います。

閉店後のレストランの様子

私は、とんかつを取り、カレーを注文してカツカレーにしました。お味は悪くなかったです。

また、船内には自動販売機もあるので、飲食には困らないと思います。タオルや歯ブラシなどのアメニティも販売されていました。

なので、手ぶらで乗っても風呂やシャワーは浴びれます。

飲食物を持ち込む場合

オレンジフェリーに飲食物を持ち込む場合、購入する場所に注意する必要があります(特に東予港)。

東予港は駅から離れていて周囲もあまり店がないので、港での食料調達は不可能だと思います。なので、鉄道とバスでアクセスする場合は駅で事前に食べ物を購入しておく必要があると思います。私は、新居浜駅のセブンイレブンで飲食物を購入し、持ち込みました。

大阪南港は、ニュートラムのフェリーターミナル駅から港までの連絡通路の途中、階段を降りるとセブンイレブンがあるので、そこで飲食物等を買えます。

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風呂・シャワー

風呂、シャワールームは綺麗かつ充分な数が用意されていて、快適に利用できます。シャワールームは他の船と比べて広く、綺麗だと思います。私は風呂には入らず、シャワーだけ浴びて寝ました。

ルームのカギとリンクした表示器があり、シャワールームの使用状況が外からわかるようになっていて、非常にハイテクでした。

また、トイレと洗面所も非常に清潔で充分すぎる数が用意されており、非常に快適でした。新造船の水回りはやっぱり最高です。

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デッキ

航海中、外に出ることができます。夜更かしすれば、瀬戸大橋や明石海峡大橋の夜景を望めるかもしれません。

フェリー上から眺める橋の夜景(イメージ・別船で撮影)
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まとめ

四国オレンジフェリーは新造船で運航されているため、ハイパー快適でコスパ高いです。

特に、鉄道旅行との相性はバツグンで、松山から大阪まで、時間のかかる予讃線の区間を夜行でショートカットできたり、宿代も浮かせられます。

自由に動き回れて、風呂に入れたり、共用スペースでテレビも見れるので、移動手段に乗っている感じがしません。

しかも、船に乗るとデッキに出て風景を眺めることもでき、テンション上がります。

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これからこのブログでも順次紹介していこうと思いますが、このオレンジフェリーを含む瀬戸内海の夜行路線は揺れず、快適で、本当に心からお勧めできる移動手段、いや、もはやホテルです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

この記事を書いた人

乗り物好きの現役大学生です。
元々鉄道好きでしたが、最近はバス、フェリー、飛行機に浮気中。

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