【VIEWカード】JR東日本利用の還元率変更から約1年。今後のポイント戦略を考える

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VIEWカードでJR東日本の決済をしたときの還元率が変更に…

皆さんこんにちは。JR東日本でお得に使えるVIEWカードユーザーのNakaNaka115です。

2021年3月4日、JR東日本はVIEWカードでJR東日本を利用したときにお得にポイントが貯まるサービス「VIEWプラス」のサービス内容改定を発表しました。

VIEWプラスは、JR東日本を利用したときに基本的に1.5%のポイントが貯まるサービスとなっていました。suicaへのチャージや、切符の購入、えきねっとでの決済など、JR東日本の鉄道に関係する決済であれば基本的に1.5%のポイントが貯まっていて、非常にお得でした。が!
2021年の7月からポイントの付与率が変わることとなります。一部で「改悪」とも称されるこの改定ですが、私は特別に改悪されたとは思いません。なぜなら、うまく活用すれば大量のポイント還元を受けられるようになるからです。

この記事では、VIEWプラスの改定内容と、それに伴う今後の戦略についてまとめています。

VIEWプラスはどのように変わるのか?

今回の改定では、JR東日本における利用が細かく細分化され、それぞれにポイント還元率が設定されるようになります。

まずは、改定前(2021年3月現在)の還元率を見てみましょう。

現在(2021年3月)の還元率

下のVIEWプラス対象商品は一律、1000円につき15ポイント還元(還元率1.5%)となっています。基本的に、JR東日本における鉄道利用の決済全てでポイントが貯まるようになっています。

乗車券、定期券、特急券、回数券、特別企画乗車券

Suica定期券、Suicaカード

ビューカードによるSuicaへの入金(チャージ)

オートチャージ

モバイルSuica(入金(チャージ)、オートチャージ、モバイルSuica定期券、モバイルSuicaグリーン券)

JR東日本国内ツアー

など

VIEWカード公式サイトより https://www.jreast.co.jp/card/point/save/viewplus.html

改定後(2021年7月~)の還元率

改定後は、サービスによって細かくポイント還元率が設定されるようになります。また、ゴールドカードと一般カードで一部サービスの還元率が異なるようになります。

えきねっとでJR券を予約(予約時決済)、モバイルsuicaでモバイルsuicaグリーン券を購入:ゴールドカードは8.0%、一般カードは3.0%

モバイルsuicaでモバイルsuica定期券を購入: ゴールドカードは4.0%、一般カードは3.0%

です。

今後のポイント戦略を考える

以上を踏まえて、今後JR東日本を利用するときに最大限の還元を受けるにはどうすればよいのかを考えていきます。

①駅で切符を買わずに、えきねっと利用に移行する

駅で切符を買うときはVIEWプラスが適用されなくなるため、JREポイントの還元率が0.5%になってしまいます。
それ故、長距離移動するときは駅で切符を買わずにえきねっとで切符を買うと最大限のポイント還元を受けることができます。

他社線もえきねっとを利用して予約すると高還元に…?

今までは駅窓口でJR東日本の切符に加えJR他社の切符を買った場合も切符の券面に[東C]と表示され、VIEWプラス適用となっていました。
しかし、VIEWプラス適用外になってしまうとわざわざJR東日本の窓口でJR他社の切符を買う意味が無くなってしまいます。

そこで、他社線の指定券もえきねっとで予約できることを利用します。えきねっとがリニューアルされた後、JR他社線完結の列車でも「予約時決済」が選べるようになれば、JR他社のネット予約サービスをはるかに上回る還元率で発券ができます。

②モバイルsuicaを使う(おサイフケータイ対応機種を買う)

①で紹介した内容はえきねっとで予約するというひと手間を加えるため、長距離移動のときでないと利用しにくい方法です。
では、普段の短距離利用ではどのようにすればいいのか、ということになると思います。そこで、モバイルsuicaの出番になります。

券売機やATMにおけるチャージがVIEWプラスの対象外になってしまうということは、VIEWカードに搭載されているsuicaや別に用意したsuicaに手動でチャージすると還元率が0.5%になってしまうということです。

VIEWプラスの改定後も、モバイルsuicaはアプリ上から手動でチャージしても1.5%還元を受けられます。しかも、suicaでJR東日本に乗車したときにもらえる乗車ポイントとsuicaグリーン券を購入したときの還元率もモバイルsuicaの方がカードのsuicaよりも優れています(カードは200円につき1ポイント、モバイルsuicaは50円につき1ポイント)。

モバイルsuicaを使うといつでも好きな時にチャージができ、suicaグリーン券が好きな時に買えて非常に便利です。JREポイントで交換できるsuicaグリーン券の受け取りも、モバイルsuicaなら当日にできます。

しかも、VIEWプラスのサービス内容改定によりモバイルsuica定期券を購入したときの還元率が大幅にアップします。一般カードでも3.0%なので、高額な定期券を買うときにポイントが大きく貯まります。

しかし、モバイルsuicaを使うにはferica(おサイフケータイ)搭載端末が必要なことが少々めんどくさい点です。端末を購入するにはコストがかかります。
が、最近はSIMフリーの端末で安いferica搭載の端末が出てきていたり、iphoneにもおサイフケータイがついていることが多いですので、モバイルsuica導入のハードルは以前より低くなったと思います。

モバイルsuicaは非常に便利でカードを持ち運ぶ必要もありません。この機会にモバイルsuicaを導入してみてはいかがでしょうか。

③VIEWカードに搭載されているsuicaにはできるだけオートチャージでチャージできるようにする

次に、モバイルsuicaを使わずにカードタイプのsuicaを使うときの攻略法を解説します。

suicaカードに手動でチャージするとVIEWプラスの対象から外れますが、suica・pasmoエリアで鉄道利用するときにオートチャージをすると従来通りVIEWプラスの対象になり1.5%還元になります(事前設定が必要です)。

オートチャージは1000円単位で「いくら以下になったら、いくらチャージする」と設定できるので、JR東日本のsuicaエリアと首都圏の私鉄を利用するときは残額不足の心配なく利用できます。

しかし、suica・pasmoエリア以外の場所でsuicaを使う場合や、バスを使うときはオートチャージがされません。なので、JR東日本や首都圏私鉄以外のエリアでsuicaを継続的に利用するときや、バスしか使わない場合は、首都圏で鉄道を利用したときに一気にチャージできるようにオートチャージの金額設定を高額にしておくと、ICチャージで効率よくポイントを貯めることができるようになります。

また、④で述べるケースでもICカードに残高が多く入っていると有利です。ご自身のライフスタイルに合わせて、オートチャージの金額設定を見直すと良いと思います。

④えきねっとで買えないお得なきっぷのうち、指定席券売機で買えるものは指定席券売機でICカード残高を使って購入する

今回のVIEWプラス改定によって大きな影響を受けるのが、「青春18きっぷ」や「北海道・東日本パス」「秋の乗り放題パス」「休日おでかけパス」などのお得な切符の購入です。
今までは、JR東日本のみどりの窓口や指定席券売機で買うとVIEWプラスの対象となり1.5%還元となっていましたが、今回の改定によって対象外になってしまいます。

そこで、③で述べた「オートチャージしたICカード残高」の出番です。オートチャージしたICカード残高はチャージ時に1.5%還元を受けているので、それを使って指定席券売機でお得な切符を購入することで従来通り1.5%還元を受けることができます。

指定席券売機はカード型のICカードしか受け付けないので、モバイルsuicaでは買えません。

私鉄の回数券も同様に1.5%還元

私鉄の回数券はICカードの残高で購入できます。ということは、オートチャージしたsuicaカードで私鉄の回数券を購入したら1.5%還元を受けることができます。

私鉄沿線に住んでいる方も、回数券をICカード残高で買うことによってJREポイントが爆貯めできます。

⑤えきねっとでも指定席券売機でも買えない切符は、VIEWカード決済をあきらめて他の高還元率カードを使う!

④でICカード残高を使ってお得なきっぷなどを買う方法を紹介しましたが、suicaの残高上限の20000円を超える切符はICカードの残高で買えないことはもちろん、寝台券や学割切符などの特殊な切符は券売機で買えないのでICカードの残高で買えません。

それ故、このようなケースではどうがんばってもVIEWプラスを適用することができません。

このような場合は、VIEWカードの決済をあきらめて他の高還元率のカード(VISA LINE pay クレジットカードや楽天カードなど・・・)を使った方が良いです。

マイルが貯まる航空系のクレジットカードを使うのも一つの手です。航空系のクレジットカードで貯まるマイルは、特典航空券に交換することによってポイントの価値を爆上げすることができるので、飛行機と鉄道を併用してお得に旅行…という使い方もできます。

上級編:オートチャージするためにsuicaカードを使うときは私鉄に乗る

IC残高で切符を買うためにはオートチャージが肝になるのですが、そもそもsuicaエリアとpasmoエリアの電車に乗らないとオートチャージはされません。

このとき、モバイルsuicaとsuicaカードを併用している方は、suicaエリアでカードタイプのsuicaを使うことはおすすめしません。
なぜなら、JR東日本の在来線に乗るときは乗車ポイントが貯まるのですが、モバイルsuicaの方がはるかに還元率が良いからです。

それ故、乗車ポイントが何も貯まらない私鉄に乗るときにsuicaカードを使ってオートチャージをすることで、ポイントの取りこぼしが少なくなります。

まとめ

JREポイントは、新幹線の特典チケットやグリーン券に割安に交換できるという価値を持つポイントなので、制度を理解して、なるべく多くのポイントをためることが肝要です。

特に、モバイルsuicaへのチャージの還元率がカード型とモバイルで異なることに注意ですね。

この記事を書いた人

乗り物好きの現役大学生です。
元々鉄道好きでしたが、最近はバス、フェリー、飛行機に浮気中。

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