【エアカナダ エコノミークラス】AC2 羽田(HND) → トロント(YYZ) 搭乗記
はじめに
こんにちは ! Mokutanです ! 今回はエアカナダ屈指の長距離路線、羽田(HND)発トロント(YYZ)行きAC2便を紹介したいと思います。エアカナダは成田空港からの路線が多いですが、AC2便は唯一の羽田空港発着路線となります。北米路線の一角を担うこの路線には、どのようなサービスがあるのでしょうか。
搭乗便について

日時:2018年7月
区間:AC2便 羽田空港(HND) → トロント・ピアソン国際空港(YYZ)
時刻:羽田(HND) 17:40発 → トロント(YYZ) 16:45着 (12時間05分)
機材:B777-300ER型 (C-FIVS Boeing 777-333)
ビジネス 40席 (個室型)
プレミアムエコノミー 24席 (ピッチ 94cm)
エコノミー 336席 (ピッチ 78.7cm)
機内について
エアカナダのB777-300ERは3クラス400席仕様となっており、近い仕様を採用している米ユナイテッド航空(3クラス290席)と比べると少し窮屈な座席構成となっています。
座席の配列はビジネスクラスが1-2-1の4列、プレミアムエコノミークラスは2-4-2の8列、エコノミークラスは3-4-3の10列配置となっています。またシートは布製でヘッドレストの部分のみ革張りとなっています。

エアカナダの座席周りのスケールを日系2社(JAL, ANA)と比較してみました。
座席の配列数はANAと共に10列を採用していて大きな違いは見られませんが、シートピッチや座席モニターの大きさなどを比べると比較的差があるという印象です。
しかしながら、各席にUSBポートが設けられている他、電源(110V)も座席間に配置されているなど充電等には困らないかと思います。
比較対象 | エアカナダ | 日本航空 | ANA |
---|---|---|---|
シート配列 | 10列 | 9列 | 9,10列 |
シートピッチ | 78.7cm | 84〜86cm | 86cm |
シート幅 | 43.2cm | 47cm | 掲載なし | 座席モニター | 8.9インチ | 10.6インチ | 13.3インチ |



機内食(夕食)
離陸してから2時間程が経って1回目の機内食が出てきました。夕食は鶏肉料理と魚料理の2種類から選べたのですが、最後列に座っていたため鶏肉料理はすでに品切れでした。
メインは焼きカレイとあんかけ料理(ホタテ, ニンジン, がんもどき, 葉野菜)で、和食を模したためかご飯も赤飯のような見た目をしていました。
写真にはペットボトルの水しか写っていませんが、食事中の飲み物は別で提供されるので問題はないかと思います。
左手前は豆類とコーンのサラダ(ドレッシングはかかっていますが味が濃すぎるということはなかったです)で、左奥は抹茶風味のケーキです。
ご飯とパンが両方出てきてパンの食べ方に少し困りましたが、バターは一緒にもらえるのでおかずに困るということはありませんでした。

機内食(朝食)
着陸の2時間前に2回目の食事が出されます。現地時間的には昼過ぎの時間ではありますが、日本時間に合わせて朝食っぽい内容となっています。
メインはオムレツ(チーズがかかっている)と炒め物(ハム, ほうれん草, ジャガイモ, トマト)で、洋風朝食を感じるラインナップとなっています。
その他はパンとカットフルーツが並び日系航空会社と比べると食事の量には困らないと思います。


ちょっとした小話
オホーツク海上空(千島列島の北側)を飛行中に強めの乱気流に見舞われました。
シートベルトサインはもちろん点灯していましたが、下の動画のような激しい揺れが1時間以上にわたって続きました。
もともと北米方面に向かう際にアラスカ付近等で揺れが発生することはあるものの、この日が満席であったこともあって機内が騒然としたのを覚えております。
まとめ
エアカナダのエコノミークラスは日系の国際線と比べるとどうしても窮屈さを感じてしまいますが、座席モニターの感度の良さを含めて設備に古さを感じることはなく、特に気になった点はありませんでした。
東京発便に搭乗したこともあって食事の内容(味のレベル)には満足できるという印象を受け、量に関しては満足だと感じました。
エアカナダを利用する機会はさほど多くないとは思いますが、東京からの定期路線も豊富(羽田↔︎トロント、成田↔︎バンクーバー, カルガリー, モントリオール)なので、カナダに行かれる際はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。