絶景路線・花咲線(根室本線)キハ54乗車記

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花咲線(根室本線)キハ54乗車記

こんにちは、NakaNaka115です。

この記事は、北海道の釧路~根室を走る花咲線の乗車記です。

前の記事からの続きになっていますので、ぜひそちらもご覧ください。

前日は、羽田空港からたんちょう釧路空港までJALで飛び、釧路駅で「HOKKAIDO LOVE! 6日間周遊パス(以下、6日間パスと略します)」を12000円で買いました。

6日間パスは前日までの購入となっているので、釧路に到着したその日に買ったというわけです。

その日は、東横イン釧路十字街に一泊しました。

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釧路駅

釧路駅は地下通路でホームを行き来する構造になっています。極寒地らしい設備が各所に見られます。

花咲線に乗車

花咲線の車内の様子

花咲線は基本的には土日除き1両の単行気動車による運転のようです。しかし、乗車した根室行きは、2両つないでいました。しかし、2両目は団体専用とのことで乗車することができませんでした。定期列車の増結という形で団体専用の車両を連結しているケースは初めて見ました。

客層はほとんど同業者か観光客で、日常的に使われている様子はほとんどありませんでした。窓側の椅子が埋まる程度の混雑で、観光列車的な性格が強い路線です。また、1日に6往復しかない路線です。

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発車

平日にもかかわらず2両編成の花咲線は釧路駅を出発すると、東釧路駅で釧網本線と分岐します。そこから少し住宅街を進み、別保駅を出ると自然豊かな森の中へと入っていきます。

森の中では、トンネルとカーブが連続しながら徐行運転で列車は進みます。徐行運転をしている理由はおそらく野生動物の出没でしょう。実際に私が乗車しているときも強いブレーキをかけて列車を減速し、汽笛を鳴らしてシカを追い払っている光景がみられました。ちなみに、この森の中の区間である別保~上尾幌間では携帯の電波はほとんど入りませんでした。

↓このような森の中を通っていきます。写真左側のほうに、鹿が出没しているのがお分かりいただけるでしょうか。

その後は絶景区間が続きます。列車は海沿いや湿原の中を通っていきます。また、そういった絶景区間では、車内アナウンスと共に時速30㎞ほどまで減速してくれるので、景色をゆったりと楽しむことができます。

北海道、という感じの景色です!全体的に霧が濃いのも道東らしいです。

窓を開けて海沿いを進むのは最高ですね。

途中で団体の方が降り、後ろの車両が開放されました。後ろの車両は、キハ183系の廃車発生品である、ストッパー式の簡易リクライニングシートを装備した座席だったので、快適な旅を楽しむことができました。

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↓きちんとリクライニングが使えます!

ちなみに、キハ54はロングシートも備えています。このロングシートは座り心地が良くないです…

沿線は本当にのどかです。時々、厚岸駅や厚床駅などの集落の中にある駅に止まる、といった感じの路線です。

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「日本最東端の駅」東根室駅

花咲線は根室の市街地の中をぐるっと回りこむような路線になっているため、最西端の駅が終点の根室駅ではなく東根室駅であり、この駅が「日本最東端の駅」となっています。「JRの」だとか、「普通鉄道の」などがいらない、正真正銘の日本最東端の駅です。

↓花咲線は根室市街地をぐるっと回りこんでいる。その途中にあるのが東根室駅。

市街地の中にありますが運行の拠点ではないため、有人駅ではありません。同じく「最果ての地」である稚内市の市街地の中に位置する南稚内駅が、運行の拠点となっていて有人駅になっていることを考えると、東根室駅は無人の棒線駅であり、いささか寂しい雰囲気ではあります。

根室で折り返し

列車は日本最東端の駅である東根室を出ると、まもなく「日本最東端の有人駅」根室に到着します。

根室に到着すると、列車別改札を行っている関係上、一度改札外に出なければいけませんでした。改札前で並んで、改札が始まったら列車に乗り込みます。

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根室駅からはこの折り返し列車に乗って釧路に戻りました。折り返し時間は10分くらいでした。

折り返しの列車は快速「はなさき」号で、多くの駅を通過する速い列車でした。この快速列車では景色を見るための減速運転はありませんでした。
また、通過駅が意外と多いことにびっくりしました。特に、厚岸駅から釧路駅まで30分以上ノンストップで走るのは爽快でした。(鹿ばかりの森の中を行くので、鹿が出てきて結局は停車するのですが…笑)

感想とまとめ

私が乗車した帰りの列車は2両編成で皆が窓側に座れるといったような混雑具合だったので、もし団体の増結がなければ、そこそこ混雑していたでしょう。
なので、団体の増結があって良かったと素直に思いました(笑)。

平日は通常なら1両なので、今度乗られる方は、前後の列車の利用を検討したほうが良いかもしれません。

往復で乗り通すと5時間近くかかるので、混んでいる列車だとキツいと思います。

ちなみにMokutanによると、花咲線は冬乗りに行っても綺麗だそうです。冬にも花咲線に乗りに行ってみたいものです。

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その後は・・・

釧網本線に乗って網走まで向かい(乗車記は混んでたので割愛)、特急オホーツクに乗車しました。

この記事を書いた人

乗り物好きの現役大学生です。
元々鉄道好きでしたが、最近はバス、フェリー、飛行機に浮気中。

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