京急「GoToトラベル専用1日乗車券」のお得度・活用法を検証

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京急が「GoToトラベル専用京急線1日フリー乗車券」を発売!

こんにちは、NakaNaka115です。

先日、京急電鉄から「GoToトラベル専用京急線1日フリー乗車券」の発売が発表されました。
この切符は、地域共通クーポン1枚分の1000円で品川~泉岳寺を除く京急全線に乗車することができるかなりお得な切符です。

そもそも京急は(ほぼ)全線で使用できるフリー切符を発売していないので、京急を乗り鉄・乗り潰しする際にはこれまでにない大チャンスとなっています。

この記事では、そんな 「GoToトラベル専用京急線1日フリー乗車券」がどのくらいお得なのか、また具体的にどのような活用方法ができるのかを検証していきたいと思います。

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「GoToトラベル専用京急線1日フリー乗車券」の概要

まず、京急電鉄から発表された、切符の要点を整理していきます。詳しい点は京急電鉄ホームページをご確認ください。

「GoToトラベル専用京急線1日フリー乗車券」の要点
  • 価格:1000円(大人・子どもが同料金)、東京・神奈川の両方で使える地域共通クーポン(紙クーポン)でのみ購入可能
  • 発売期間:2020年10月10日(土)~2021年2月1日(月)
  • 品川~泉岳寺間を除く京急線全線に一日乗り放題
  • 販売は当日のみ、前売りは無し
  • 品川駅(高輪口)、羽田空港第1・第2ターミナル駅(第1旅客ターミナル口)、横浜駅(中央口)の有人窓口のみで発売
  • 常備券で発行
  • 数量制限の記載は今のところ無し

どのくらいで元が取れるのか?

それでは、「GoToトラベル専用京急線1日フリー乗車券」はどのくらいで元が取れるのかを検証していきます。

京急線の最も高い運賃は、品川・泉岳寺~三崎口間の950円となっています。それ故、品川~三崎口間を往復すれば合計運賃が1900円となり、余裕で元が取れます。

品川基点で往復したときに元を取れる区間は、運賃が500円となる京急富岡以遠となります。京急富岡は、快特の停車駅で言えば上大岡~金沢文庫の間にある駅ですので、快特で上大岡より先を往復すれば元が取れる計算になります。

羽田空港基点で往復したときに元を取れる区間は、品川基点と同じく運賃が550円となる京急富岡以遠となります。

横浜基点で往復したときに元を取れる区間は、運賃が500円となるYRP野比駅以遠となります。YRP野比駅以遠で三浦半島観光の主要駅といえる主要駅は三浦海岸駅や三崎口駅ほどしかありませんので、フリー切符の効果は限定的となります。

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特筆すべき点

なんと常備券で発売!

「GoToトラベル専用京急線1日フリー乗車券」ですが、磁気券での発売ではなく常備券での発売となるようです。
この点は、個人的に一番注目すべき点だと思います。

現在発売されている常備券は「羽田みらいきっぷ」しかないため、京急の常備券はレアだと言えます。

地域共通クーポン「隣接都道府県」について:どこのクーポンなら買えるのか?

「GoToトラベル専用京急線1日フリー乗車券」は、東京都と神奈川県両方で有効な地域共通クーポンの支払いのみで発売されます。

それ故、東京都か神奈川県で発行される地域共通クーポンでしか買えないのではないか、と受け取ってしまうかもしれません。
ところが、地域共通クーポンは宿泊する都道府県と隣接する都道府県で有効であり、神奈川・東京両方と隣接している県で発行されたクーポンなら「GoToトラベル専用京急線1日フリー乗車券」にも使用可能と考えられます。

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「GoToトラベル専用京急線1日フリー乗車券」に使用できると思われる地域共通クーポンの発行都道府県は以下の通りです:

東京・神奈川・山梨・静岡・千葉

千葉県は神奈川県とアクアラインでつながっているので使用できるのは理解できますが、静岡県発行の地域共通クーポンが東京都でも使えるのは不思議です。が、

どうやら、静岡県の伊豆半島から東京都の伊豆諸島への航路がある関係で相互利用が可能になっているようです。本来の趣旨から外れてしまう気がしますが、便利なのは確かですね。

紙クーポンのみ使用可能…

「GoToトラベル専用京急線1日フリー乗車券」は紙クーポンのみ使用可能となっています。「電子クーポンは使えない場所が多い」と不満の声が上がっているだけに、紙クーポンしか対応しないのは少々残念です。この切符目当てで地域共通クーポンを貰う場合は、紙クーポンか電子クーポンどちらがもらえるかをよく確かめておく必要があると言えます。

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発売場所が渋い…

「GoToトラベル専用京急線1日フリー乗車券」ですが、発売場所が正直言って渋いです。
品川駅ではJRとの連絡改札の窓口での購入もできないようですし、羽田空港第1・第2ターミナル駅(旧・羽田空港国内線ターミナル駅)では第一ターミナル側の窓口でしか購入できないようです。ANAなどで羽田に着いた場合は1タミ側まで移動しなければいけなくなってしまっています。

今後の発売箇所の追加を期待したいところです。

品川~泉岳寺は対象外

京急の企画券ではありがちですが、品川~泉岳寺間はフリー区間から除外されています。泉岳寺駅が都営管理になっているのが影響していそうです。

活用方法

乗りつぶし・乗り鉄

この切符は京急全線の乗りつぶしに最適です。1000円と安いですし、運賃の心配をすることなく京急を乗れる切符としては唯一無二です。

京急は空港線・大師線・逗子線・本線(堀ノ内~浦賀)と、意外と多くの枝分かれ線区を抱えているので、この機会に全て乗ってみると楽しいと思います。

もはや、「この切符を買うためだけに宿泊して地域共通クーポンを貰う」という選択肢も現実的ではないかとも感じられます(笑)。

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三浦半島の観光

鉄道ファンの乗り潰し以外には、三浦半島の観光を楽しむ目的には最適な切符だと思われます。

横須賀や三崎港までの足として、地域共通クーポンの消化がてら使うのは最適な選択肢だと思います。

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まとめ

鉄道各社が「地域共通クーポンが使えるお得なきっぷ」を発売し始めていますが、その中でも京急の「GoToトラベル専用京急線1日フリー乗車券」はかなりお得な乗車券であると感じました。また、常備券で発売されるとあって、旅の記念にも一層なりやすい切符です。

この切符を使って京急で鉄道旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

乗り物好きの現役大学生です。
元々鉄道好きでしたが、最近はバス、フェリー、飛行機に浮気中。

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