AC342 バンクーバー(YVR)→オタワ(YOW) 搭乗記
みなさんこんにちは!NakaNaka115です。この記事では、AC342 バンクーバー(YVR)→オタワ(YOW)に乗った際の搭乗記をお届けします。
まず、この便の一番の特徴はカナダ国内線にもかかわらず、北米大陸を横断する形になるため4時間超と所要時間が長いことです。私が乗った便は4時間33分かかるダイヤになっていました。また、真横に北米大陸を横断しているため時差が3時間あることが特徴です(この時差がカナダ横断路線の、とある「面白さ」を生み出すことになります…)。
写真数が少なく恐縮ですが、最後まで読んでいただけると嬉しいです…
機材情報
AC342 バンクーバー(YVR) 16:00発 ⇒オタワ(YOW) 23:33着
搭乗時期:2020年2月下旬
機材:A321-200(エアバス321-200)
ビジネス16席(2-2の4列シート)
エコノミー174席(3-3の6列シート)←こちらに搭乗しました
エコノミーのうち、前方2列と非常口座席の計24席はシートピッチが広いプリファード・シート(preferred seat)になっています。
運賃種別にもよりますが、指定には追加料金(数十カナダドル)が必要です。
チケット
ANAマイルで取ったスターアライアンス特典航空券です。
バンクーバーからオタワ そもそも何便飛んでいるの?問題
結論から言うと、バンクーバーからオタワまでは一日に2,3往復しか飛んでいません。(日によっても違います)
しかも、曜日や期間によって時刻表が大きく変わります。
夜行便が存在!?
バンクーバーからオタワへ向かう路線は、一部期間には時差を有効活用?した、バンクーバーを夜に出てオタワに朝着く夜行便が運航されています。
カナダをほぼ横に飛ぶからこそできる芸当で、出発時間も到着時間も丁度良い夜行便の時間となっています。
例)
AC346 YVR(バンクーバー)23:40→YOW(オタワ)7:15(+1日) 5月11日~5月30日まで運航
Air Canada 公式サイト内 2020年2月27日から5月30日までのTimetable より
https://services.aircanada.com/portal/rest/timetable/pdf/ac-timetable-en.pdf?locale=en&app_key=AE919FDCC80311DF9BABC975DFD72085
エアカナダの時刻表を調べてみたところ、2月27日から5月10日の間はバンクーバー発オタワ行きの夜行便の設定はありませんでした。
また、バンクーバー発国内線の夜行便は、トロント(YYZ)行きの設定もあるようです。こちらは日によって使用機材や時間が異なりますが、AC126便とAC128便の2本、夜間帯の便がほぼデイリーで存在するようです。
一方、トロントやオタワからバンクーバーへ向かう方は、時差により時間が遅くなるため夜行便になり得ません。片方が夜行便としての有効時間帯ピッタリに飛ぶ国内線、中々に凄いです。
バンクーバーにおける国際線→国内線の乗り継ぎ問題
バンクーバーにおける国際線から国内線への乗り継ぎは面倒でした。ターミナルは一応つながっていて、連絡バスなどに乗る必要はありませんが国際線と国内線でゲートが別なため国内線のセキュリティチェックを再度受ける必要がありました(これが結構混んでいた)。
荷物はスルーチェックインなのか
エアカナダ同士の乗り継ぎだと荷物はスルーチェックインだそうです。しかし、私はANAからエアカナダに乗り継いだため、荷物はスルーではありませんでした。バンクーバ―で一旦荷物をピックアップし、検疫に通して預け直す必要があります。
しかし荷物はスルーではないといっても、羽田で荷物につけられたタグではカナダ国内線の分のものもついていました。荷物はスルーの扱いになっているが、バンクーバーで一旦ピックアップして検疫に通さなければいけないという少し変な扱いです。エアカナダ同士の乗り継ぎだとどうやって検疫に通すんでしょうか…
一番の懸案事項:機内食は出るのか
答えからいうと、飛行時間4時間半にもかかわらず
機 内 食 は 出 ま せ ん 。
なので、何かを買って機内で食べるか、空港で食べておくか、機内で買うか、いずれかで食事をとる必要があると思います。夕方発夜着の便ですし…
ちなみに、ドリンクサービスは着陸後と到着前の二回ほどありました(ペットボトルの水、ジュースなど)。
空港で食べるのが必ずしも吉とはいえない
カナダは全体的に物価が高く感じますが、バンクーバー空港(YVR)の物価は特に高いです。空港の食事を見たのですが、べらぼうに高かったです。
なので、空港で食べるのはおすすめしないです。食事を持ち込めるシチュエーション(カナダから出発するとき)は、空港以外の場所で何か食べ物を買って持ち込むのがおすすめといえます。実際に、私はカナダから日本に戻るときには、マフィンを持ち込みました。
結局、機内でピザを食べた
結局、機内販売のピザを食べました。まずはエアカナダ国内線の機内食販売について軽く触れておきます。
機内販売で食べられる食事、軽食を総称して「エアカナダ・ビストロ」と呼ぶようですが、どれも結構おいしそうです。機内にもパンフレットがありますし、Webからもメニューが閲覧できます。↓にメニューのリンクを貼っておきます。
https://www.aircanada.com/content/dam/aircanada/portal/documents/PDF/2017_ac_cafe_menu.pdf
エアカナダ・ビストロは温かい食事もあり、かなりおいしそうです。LCCなどで温かい有料機内食を出しているところもあるようですが、イメージとしてはそれに近いと思います。支払い方法ですが現金は不可で、クレジットカードのみとなっています。
数ある食事の中私は7.95カナダドルのピザを選んだ訳ですが、びっくりしたのが、頼んだらすぐ出てきたことです。
しかもホカホカでした。明らかに作り置きではない、って感じ。
「CAさんが食べるために温めてあったのかな…」とか、「ピザはほぼ確実に食べる客がいるから温めてあったのかな…」などと、色々な邪推をしてしまいました(笑)。多分後者なのでは?と自分では勝手に考えていますw
カメラの調子が悪く、食べたピザの写真が取れていなかったのですが、機内食にしてはかなりおいしかったです。ピザ一切れというレベルではない大きさで、サラミの量が尋常じゃなく多かったです(笑)。
ただ欠点が一つ!あのおいしそうなピザの匂いは明らかに空気を通した飯テロです!!機内でピザを食べない方は、ピザの匂いにつられないように注意してくださいね!(笑)
匂いが凄く、ただただ周りの人に申し訳ない気分でピザを食べました。
隣の女性はナッツなどを買って食べていました。エアカナダ・ビストロは結構人気みたいです。
その他サービス(椅子など)
エアカナダ(国内線)標準です。普通に狭いです。 私が乗ったときは、満席だったので荷物を上に入れられず、足元がかなり狭くなってしまいました。4時間以上の路線なので、かなりきつかったです。
座席周りについては、↓の記事で詳しく説明しているので、座席について知りたい方はこちらをご覧ください。
↑のAC447ではドリンクに加えてクッキーが出ましたが、この便では出ませんでした。こっちの方が飛行時間数倍も長いのに・・・
まとめ
この記事では、カナダ国内線の夜行便の研究と、バンクーバー発オタワ行きの搭乗記を紹介しました。
バンクーバーからトロントやオタワ、モントリオールまで行くのは、食事も出ませんし、はっきり言ってかなり長く感じると思います。
日本からトロントやモントリオールまで直行便で飛んでしまうか、バンクーバーで乗り継ぐかは慎重に検討したほうがいいと思います。
↓はカナダからの帰国便の搭乗記です。もしよかったら読んで頂けると幸いです。