短距離なのにサービス充実!?日本では考えられない異次元フライト【ハワイアン航空 B717】HA246 ホノルル(HNL)→カフルイ(OGG)搭乗記

飛行機搭乗記
飛行機搭乗記
この記事は約5分で読めます。
スポンサーリンク
スポンサーリンク

【ハワイ離島路線】HA246 ホノルル(HNL) → カフルイ(OGG) 搭乗記

はじめに

こんにちは ! Mokutanです ! 今回は日本人にも人気なハワイアン航空の短距離路線を紹介したいと思います。ハワイ州最大都市のホノルルからハワイの各島へは数多くの路線がありますが、どの路線もフライト時間が30分〜1時間と短くなっています。短い路線ではありますが、どのようなサービスがあるのでしょうか。

搭乗便について

ハワイ諸島路線の主力機B717-200型機

日時:2019年2月

区間:HA246便 ダニエル・K・イノウエ国際空港(HNL) → マウイ島 カフルイ空港(OGG)

時刻:ホノルル(HNL) 11:00発 → カフルイ(OGG) 11:44着 (44分)

機材:B717-200型 (N490HA Boeing 717-2CM)

   ビジネス 8席 (ピッチ 94cm)

   エコノミー 115席 (ピッチ 76〜78cm)

機内について

B717はビジネスクラスとエコノミークラスの2クラス123〜128席仕様となっており、短距離用ジェット旅客機として世界的なベストセラーを誇るB737-800やA320(両者とも最大180席程度)と比べると一回り小さい機体であると言えます。

座席の配列はビジネスクラスが2-2の4列エコノミークラスは2-3の5列配置で、日本ではあまり見かけない座席レイアウトとなっています。またシートはビジネスクラスとエコノミークラス共に革張りとなっています。

ビジネスクラスとエコノミークラスの間をカーテンで仕切ることができる(基本的に使われない)

機内サービスについて

1時間前後のフライトは国土が狭い日本においては珍しくないとも言えますが、ハワイ諸島内のフライトは飛んでいる時間がたったの数十分で終わってしまうことが多いです(HA246便の場合もダイヤ上は44分ですが、離陸から着陸までの時間は30分もありませんでした)。そのため、ハワイ諸島間路線でも無料のドリンクサービスはありますが、時間短縮を考慮したコンパクトなサービスに止められています。

ビジネスクラス

ビール(マウイ・ブリューイング・カンパニー)

ビキニブロンド

パウハナピルスナー (季節限定)

カクテル(100%天然素材を使用)

モロカイ・ミュール:ラム酒ベース ジンジャー + ライム + パッションフルーツ

トロピカル・ランディング:ジンベース バイオレット + グアバ + ココナッツ + シトラス

マイタイ:ラム酒ベース ココナッツ + オルゲートシロップ + パイナップル + シトラス

ノンアルコール

ライオン・コーヒー(オアフ島で焙煎)

ジュース

エコノミークラス

ジュース(蓋付きカップで提供) パッションフルーツ+オレンジ

水(蓋付きカップで提供)

エコノミークラスで提供されている蓋付きのジュース(よく冷えている)

飛行時間があまりにも短いため、エコノミークラスではカートではなくダンボール箱に入った飲み物を手早く提供していくというサービススタイルとなっています。

ビジネスクラスは定員が最大8人とエコノミークラスに比べるとサービスの時間にも余裕がありますが、飲み物の注文は離陸前(駐機中 or 地上走行中)に聞いておいて、巡行に入ったタイミングで提供するといった時間効率を上げる工夫がなされています。

機内サービスは時間との勝負

ちょっとビックリ!?なハワイの飛行機事情

天井から白煙が出てくる

ハワイは年間を通して日中の気温が高い地域として知られており、機内の空調(冷房)は常にフル稼働しています。

特に駐機中はドアが開いていて温度の高い外気が機内に侵入してくるため、空調と機外の温度差によって天井から出てくる冷気が白く見えるのです。

真夏の暑さを知る日本人から見てもなかなか見慣れない状況なので、初めて目にした人にとっては「まさか故障しているのではないか?」と思うかもしれませんが、安全上は問題ないので安心して大丈夫です。

【機内で白煙】ハワイアン航空246便(HNL→OGG) B717-200

操縦室が丸見え?

ハワイアン航空系列では、操縦室のドアが開放されているのをよく見かけます。

客席の天井から出てくる冷気を取り込むため(?)かどうかは不明ですが、離陸するまでは基本的に閉めないようです。

滑走路に近づいて離陸の順番待ちをする頃合いになって、ようやく客室乗務員が操縦室のドアを閉めるという場合がほとんどです。

着陸してベルトサインが消えると同時にまた操縦室のドアを開けるので、降機時に操縦室の様子をちらりと見ることができます。

日本では絶対に見られない光景ですが、周りの乗客を見ても「特に変わったことはない」という様子でした。

離陸までの間はパイロットの後ろ姿を見ることができる

上昇と降下の角度が急!?

ハワイ諸島間路線は運航距離が短いこともあって巡行時間が極めて短く、離陸後の約5分間で高度4000m付近まで上昇します。

また空港周辺の空域は日中の間は混雑しやすいので、旋回する角度もキツめになっています。

巡行高度は決して高くありませんが、上昇や降下においてスピード感を味わえる路線が多いです。

巡行時間が短く、手早いサービスが求められる
【急上昇】ハワイアン航空246便 (HNL→OGG) B717-200 離陸映像

まとめ

ハワイ州を訪れる日本人観光客は非常に多いですが、そのほとんどがオアフ島を訪れるためハワイ諸島間路線において日本人を見かけることは滅多にありません。ハワイ諸島間路線の存在意義としては、観光客の利用というよりは移動手段としての役割を果たす場合が多く、オアフ島↔︎マウイ島を結ぶ路線が毎日20往復以上運航されている理由にもなっているのではないかと感じました。フライト時間が短いながらもサービスは十分に満足できるものであり、ハワイアン航空を利用してホノルルからハワイの島々へと足を延ばすというのは、読者の皆様にもぜひ一度は試していただきたいと思いました。

この記事を書いた人
Mokutan

飛行機好きの大学生です。
1日で札幌と那覇を訪れるなど、少しキツめな旅行をするのがマイブームです。

Mokutanをフォローする

この記事が気に入りましたら、TwitterなどSNSでのシェアをよろしくお願いします!

(ブログ制作の励みになります!)

スポンサーリンク
ななごっこ | 交通系の話題を綴るブログ
タイトルとURLをコピーしました